思いのたけブログ

福岡県議会建築都市委員会の管内視察に行ってまいりました。

令和2年8月31日(月)は、福岡県議会建築都市委員会の管内視察に行ってまいりました。新型コロナウィルス感染症の影響により、延期になっておりましたが、「西鉄天神大牟田線連続立体交差事業」の進捗についてとうきは市にある「るり色ふるさと館」について視察いたしました。

まず、西鉄天神大牟田線連続立体交差事業(大野城市、春日市)についてですが、春日市と大野城市における西鉄天神大牟田線の春日原駅から下大利駅の沿線地域は、福岡都市圏南部の交通・商業の拠点であり、両市の玄関口となっています。

しかし、踏切による慢性化した交通渋滞や鉄道による市街地の分断によって街の発展が阻害されています。

よって、本連続立体交差事業は、これらの改善を図るため、この区間約3.3kmの鉄道を連続的に高架化し、12か所の踏切を除去するものであります。

この度、春日原駅からコンクリートの塊が発見され、工事が当初予定より遅れることとなり、周辺住民の方々にはご迷惑をおかけしておりますが、できるだけ経費削減や工期短縮に取り組み、早期に事業が完了するように努力してまいる所存です。

次に、うきは市にあります、「るり色ふるさと館」について、うきは市吉井地区の街並みも合わせて視察いたしました。

老朽化の著しかった「生涯学習センター」、「ムラおこしセンター」があった敷地に「吉井地区コミュニティセンター」、「福岡県介護広域連合うきは・太刀洗支部」の2つの機能を追加し、4つの機能を併せ持つ複合施設として整備したものであります。

当該施設は、街並み環境整備事業地区内にあり、筑後吉井伝統的建造物群保存地区に隣接するため、外観について「うきは市伝統的建造物群保存地区審議会」で協議し、古来の町屋建築のデザインを踏襲し街並みに調和するものに、とのご意見があり、屋根は切妻屋根とし、壁面は、土壁をイメージした聚落調と白漆喰調とを混合しています。

電柱の地中化などを実現し、寄りあいの場所を提供することで、地域のふれあいが生まれ、伝統と環境の創出、調和につながり、コミュニティの活性化につながる事業となっています。