思いのたけブログ

平成29年 新春のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

昨年は父が亡くなりまして、年末年始のご挨拶を失礼しておりましたが、今年も何卒よろしくお願いいたします。

さて、昨年は国内外ともミャンマーのアウン・サン・スー・チー氏、台湾の蔡英文主席、英国ではテリーザ・メイ首相、民進党の蓮舫氏や東京都知事に小池百合子氏など女性のトップが多く誕生した年でした。しかし、韓国の朴槿恵大統領の友人による国政介入疑惑やオリンピックを間近に控えながらブラジルのルセフ大統領が弾劾にかけられたり、イギリスがEU離脱を決めたりするなど「カオス」な出来事も多く起こりました。

また、隣県であります熊本では大地震が起き、多くの犠牲者がでました。天変地異といいましょうか、例えば、海水を含め地球の温暖化が進んでいることを実感させられるような現象が目立つようになり、改めて「環境との調和」、「自然との共生」の大切さを実感させられました。

また、伊勢志摩サミットの後、オバマ大統領が現職大統領として初めて広島をご訪問なさいました。そして、12月末には、安倍晋三総理がハワイの真珠湾をオバマ大統領とともに訪問なさるという画期的な年ともなりました。

天皇陛下の「生前退位のご意向」と合わせ、日本における平和の追求、世界平和をいかに構築していくべきか、人生の中で与えられた命を大切にし、幸福をどこに求めていくべきかについて考えさせられる一年でもありました。

今年は、オバマ大統領からドナルド・トランプ氏が大統領に就任なさいますが、就任演説でどのような内容の演説を行うのか注目されるところです。

世界が保護主義や右傾化していくことなく、持続可能な資源の保持と、多様な価値観の変化に対応した新たな幸福の追求を模索し、環境や自然を大切にしながら、将来への責任を果たしていけるように一人一人が努力していきたいものです。

私の身の回りの皆様(M様)の今年一年が実り多き一年となりますように祈念申し上げますとともに、尊敬する皆様(M様)のように「清く正しく美しく」日々の生活を真摯に過ごし、多くを学びながら仕事を頑張っていきたいと思っております。

引き続き今年も倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

岳 康宏 拝

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【2016年の主な出来事】

英ロック歌手のデビッド・ボウイさんが1月10日、がんのため69歳で死去した。先鋭的なサウンドやファッションで世界のロック界に影響を与えた。

台湾総統選で1月16日、最大野党・民進党の蔡英文(ツァイインウェン)主席が初当選した。女性総統の誕生は史上初。

ミャンマーで3月30日、与党・国民民主連盟(NLD)による新政権が発足。軍主導の政権から歴史的な政権交代を果たした。党首のアウン・サン・スー・チー氏は国家顧問に就任した。

4月14日夜、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード(M)6・5の「前震」が発生し、16日未明にはM7・3の「本震」が起きた。最大で震度7の強い揺れによる家屋の倒壊などが相次ぎ、地震による直接の死者は50人に達した。

主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が5月26日、三重県で開幕。不透明感を増す世界経済やテロの脅威などへの対応を盛り込んだ首脳宣言を採択した。そして、オバマ米大統領が5月27日、現職の米大統領として初めて広島を訪問した。オバマ氏は、原爆死没者慰霊碑に献花した後、声明を発表し、「核兵器のない世界」を追求していく必要性を訴えた。

化学者の国際組織は6月8日、原子番号113番の新元素の名称案を「ニホニウム」と発表した。新元素を合成した理化学研究所のチームが提案。11月30日に正式名に決まった。

米大リーグ、マイアミ・マーリンズのイチロー選手が6月15日、日米通算の安打数を4257安打とし、大リーグ通算最多安打を超えた。8月7日には米通算3000安打を達成した。

選挙権年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる改正公職選挙法が6月19日施行され、約240万人が新たに有権者となった。参政権拡大は71年ぶり。

5月のフィリピン大統領選で当選した南部ダバオ市長のロドリゴ・ドゥテルテ氏が6月30日、第16代大統領に就任。「犯罪者は殺す」と述べたり、オバマ米大統領をののしったりするなど過激発言を重ね、物議を醸した。

第24回参院選は7月10日、投開票が行われ、自民、公明の与党が69議席を獲得して大勝した。非改選も含め、憲法改正に前向きな勢力の合計議席は、参院での改正発議に必要な3分の2(162)以上となった。

欧州連合(EU)離脱を決めた英国で7月13日、与党・保守党党首のテリーザ・メイ氏が新首相に就任した。英国の女性首相はマーガレット・サッチャー元首相以来26年ぶり2人目。

東京都知事選が7月31日、投開票され、元防衛相の小池百合子氏が初当選した。小池氏は知事就任後、築地市場(中央区)の豊洲(江東区)への移転の延期を決定。豊洲市場の建物下で土壌汚染対策の盛り土をしていなかった事実を明らかにし、関係した幹部職員を処分した。小池氏は2020年東京五輪・パラリンピックの開催経費削減にも乗り出し、一部会場の見直しを巡って、国際オリンピック委員会、国、大会組織委員会と協議を行った。

大相撲で31回の幕内優勝を果たし、相撲界初の国民栄誉賞を受賞した第58代横綱千代の富士の九重親方(本名・秋元貢(みつぐ)さん)が7月31日、61歳で死去した。

第31回夏季五輪リオデジャネイロ大会が8月5日、開幕した。日本は史上最多となるメダル41個(金12、銀8、銅21)を獲得した。

天皇陛下は8月8日、国民に向けたビデオメッセージで退位の意向を示唆された。政府は有識者会議を設置し、退位などの具体的な検討に入った。

ブラジルのルセフ大統領(停職)は8月31日、上院に設置された弾劾法廷での罷免投票の結果、失職。2014年に財政悪化を隠すため政府会計を不正操作したとして弾劾に問われた。

民進党は9月15日、臨時党大会で党代表選の投開票を行い、新代表に蓮舫氏を選出した。

中東和平推進に尽力し、1994年にノーベル平和賞を受賞したイスラエルのシモン・ペレス前大統領が9月28日死去。93歳だった。

今年のノーベル生理学・医学賞に10月3日、東京工業大の大隅良典栄誉教授が選ばれた。日本のノーベル賞受賞は25人目。

国連総会は10月13日、今年末で任期が切れる潘基文(パンギムン)事務総長の後任に、ポルトガル元首相で前国連難民高等弁務官のアントニオ・グテレス氏を任命した。

韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は10月25日、私人の友人女性に政府の非公開文書などを事前に見せていたことを認めて謝罪した。この国政介入疑惑を巡り、韓国検察は友人女性や朴氏の前秘書官らを逮捕・起訴し、朴氏の「共謀」も認定。韓国内で大統領の辞任を求める声が噴出。朴氏は任期満了前に退く意向を示した。

米大統領選が11月8日、投開票され、公職経験が全くない共和党候補のドナルド・トランプ氏が、民主党候補で米国初の女性大統領を目指したヒラリー・クリントン氏を破り、当選。来年1月に第45代大統領に就任する。

キューバ革命で社会主義体制を確立し、約半世紀にわたって最高指導者として君臨したフィデル・カストロ前国家評議会議長が11月25日、90歳で死去した。