平成28年11月21日(月)は、生涯健康安心社会調査特別委員会の管内視察に行って来ました。
視察1 九州がんセンターにおける「がん相談支援センターの取り組みについて」
九州がんセンターは、九州大学病院とともに、がん診療連携拠点病院に指定されています。通常は、各都道府県に一箇所となっているそうですので、福岡県は恵まれていると言えるかもしれません。
「がん相談支援センター」において、がん患者からの療養生活などの相談に加え、就労に関する相談を実施なさっています。
専門の看護師さんや医療ソーシャルワーカーさんが相談に対応なさっていますが、まだまだセンターの存在自体が知られていない現状だそうで、今後とも積極的に周知を図って、お気軽に相談いただけるように努力なさっていました。
視察2 福岡県馬術連盟の「ホースセラピーの取り組みについて」
次に、特別支援学校在籍の児童、生徒さんを対象に、医療・教育・スポーツの面から療法効果が期待できる「ホースセラピー」を実施なさっていました。主に、競技中心に福岡県馬術競技場は利用されていましたが、福祉の面でも活用されていました。
セラピー開始前と終了後に、児童などに医師による診察を受けていただき、事業効果の判定を行なっているそうです。
子どもたちの最初は恐る恐る馬に接していたのが、最後には、笑顔で馬に乗って、乗馬を楽しむ姿を見ていると、音楽療法と同様に、心を和ませる効果があるだろうと感じましたし、スタッフの皆さんも献身的にお手伝いなさっている姿に感服いたしました。