平成28年11月20日(日)は、沖学園高等学校創立60周年、隆徳館創立25周年並びに、沖 隆邦 瑞宝小綬章受章を祝う会 にお招きいただきました。
学校法人沖学園は、かねてから知・徳・体の全人教育を行い、生徒の持っているあらゆる可能性を引き出し、個性豊かな人格形成を目指した教育をなさっています。
昭和16年、故沖四郎による興亜珠算道場設立に始まり、以来戦後の博多経理専門学校から、昭和33年設立者沖四郎の建学の精神のもとに博多商業高等学校発足、実践教育を誇る高校として堅実な歴史を歩んできました。
昭和62年、校名を沖学園と改め、普通科を開設し、平成9年には、時代の要請である国際化、高齢化、情報化に対応するため、社会総合学科を開設しました。
沖学園高等学校は、自由な校風の中に新たなエネルギーがみなぎっています。創立以来、沖学園はしつけ教育により生きる力を、学力や技術育成により生きる知恵を、子たちに伝えてこられました。
一方で、常に時代の声をとらえ、変化を恐れず教育環境を整えてきました。近年頻発する自然災害に対応できる人材を育てるため、沖学園レスキューチームを創設なさいます。学ぶ内容は救護技術、手話や英語、キャンプ技術やドローン操縦と多岐にわたり、その指導では自衛隊は消防署、有名大学など外部との連携も進めております。また、日本獣医師会の要請を受け、災害時のペットレスキューについても学ぶ機会をお作りになっています。生徒のスキルだけではなく『人を助けたい』『命を守りたい』という気持ちを育みたい。これも『生きる力』と『生きる知恵』であり、両方を伝えたい。
沖隆邦理事長の、変わることを恐れない、常に時代の変化を的確に捉え、先取の精神で時代の要請に応える姿勢を深く強く感じることのできる素晴らしい式典、祝賀会でした。
今後とも福岡から世界に羽ばたく有為な人財を育んでいただき、日本の教育と時代を引っ張っていただきたいと存じます。