思いのたけブログ

ハワイの経済団体との意見交換について【日米議連によるハワイ州における視察調査5】

2017/02/05

たけレポート

先般、ハワイ福岡県人会60周年記念式典、福岡県・ハワイ州姉妹提携35周年記念式典並びに福岡フェアに合わせて1月17日(火)から1月24日(火)までアメリカ・ハワイ州を訪問してきました。

その期間中、ハワイ州の関係機関との意見交換をまとめましたので、ここにご報告いたします。

5.経済団体との意見交換

  1. 日 時:1月19日(木)13:30~
  2. 場 所:ホノルル日本人商工会議所
  3. 対応者:ホノルル日本人商工会議所

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■事業の概要

600人の会員を有しており、州レベルだけでなく、商工会議所同士の交流も強化したい。福岡の人々にハワイの良さを知って欲しい。また逆に、ハワイの人々に福岡の良さを知らせていき、日本との直行便をホノルルだけでなく、他の島にも増やしたい。まずは明日の福岡フェアを成功させたい。

35周年の記念式典に参加させていただき、小川知事、中尾議長のスピーチに感銘を受けた。福岡県は、ハワイ州で最初の姉妹都市で、最も長い期間に渡って友好を築いてきたことを知った。新しい大統領になって、国と国との関係がどう変わろうとも、地域レベルの友好と信頼に基づく、この様な関係が重要であると思う。

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■意見交換の概要

Q 観光以外のビジネスについては?

A 最大の産業は観光だが、会員の業種は、インフラ、環境、教育など多岐にわたっている。

Q 近年増えている業種は?

A 金融と保険が増えている。こちらの地方銀行と日本の地方銀行が提携を結ぶなどしている。

Q 会員数の動向は?

A 1970年代には約千人の会員を有していたが、その後下降し、200人から300人減少した。近年は、女性は若年層の支援に力を入れている。日系、韓国系、中国系、フィリピン系の四つの商工会議所で互いのプログラムに参加出来る制度も創設した。

Q 自分の地元では、商工会議所に加盟する人が減少している。何の為に加盟するのか分からないという声もある。会員の満足度を高めるためにどのようなことに取り組んでおられるのか?

A 新会員には、6か月以内にアンケートをとって会員の要望を聞いている。会員が新会員をサポートするメンター制度もある。会員の半分は、40才以下であり、若年層だけ、女性会員だけのためのイベントや会合も行っている。

Q 新大統領になって、どういう影響があると考えておられるか?

A 今のハワイの発展には、故ダニエル-イノウエ上院議員の功績が大きい。連邦政府の方針が変わろうとも、自治体レベル・地域レベルの地道な交流が重要と考えている。

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【意見交換を終えての感想】

個人的な意見だが、会員数の減少は、だんだん2世3世が多くなり、今の日本を知る機会が減ってきていることも要因ではないかと考える。

そこで、アメリカの文化や現状について講演会などを通して広報活動を行っている日本における「アメリカンセンター」のような存在ができれば、随分と違うのではないだろうか?

ハワイ州にあるホノルル日本人商工会議所は日本文化センターに隣接しており、そこにうまく総領事館がイベントを仕掛け、日本からの今の情報をうまく発信する施設やコラボ企画ができると活性化できるのではないかと感じた。

そして、福岡商工会議所とホノルル日本人商工会議所との仲立ちも必要であれば、日米議連として取り組み、善処するとよいのではないかと部屋に飾ってある他県の賞状を見ていて感じた。

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また、今は広島などとの交流が活発である旨ご説明があったので、その点についてもより福岡県とハワイ州が他県と比べても交流が活発になるように頑張りたい。

ハワイにおける美術に関する意見交換について【日米議連によるハワイ州における視察調査4】

2017/02/04

たけレポート

先般、ハワイ福岡県人会60周年記念式典、福岡県・ハワイ州姉妹提携35周年記念式典並びに福岡フェアに合わせて1月17日(火)から1月24日(火)までアメリカ・ハワイ州を訪問してきました。

その期間中、ハワイ州の関係機関との意見交換をまとめましたので、ここにご報告いたします。

 

4.美術に関する意見交換

(1)日 時:1月19日(木)12:50~

  1. 場 所:ハワイ州ホノルル美術館
  2. 対応者:ハワイ州ホノルル美術館東洋美術部

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■事業の概要

ホノルル美術館は、約一万点、世界で三番の浮世絵のコレクションを有している。なかでも、広重のコレクションは世界一で、北斎、歌磨のコレクションでも有名。これまで東京や和歌山で展示した。

現在は、イタリアのミラノで北斎の展示をしている。オンラインデータでコレクションの閲覧も可能。作品の保護のため、一カ月の展示の後は、一年は外に出さない。福岡での展示についても、今後前向きに検討していきたい。

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【感想】

ハワイ州ホノルル美術館は、コバヤシ議員のお取り計らいで見学することができました。

素晴らしい日本の美術品が収蔵されていて、思わず引き込まれてしまいました。心和む展示と見やすい導線にも感心しました。

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ハワイにおける教育に関する意見交換について【日米議連によるハワイ州における視察調査報告3】

2017/02/03

たけレポート

先般、ハワイ福岡県人会60周年記念式典、福岡県・ハワイ州姉妹提携35周年記念式典並びに福岡フェアに合わせて1月17日(火)から1月24日(火)までアメリカ・ハワイ州を訪問してきました。

その期間中、ハワイ州の関係機関との意見交換をまとめましたので、ここにご報告いたします。

3.教育に関する意見交換

  1. 日 時:1月19日(木)12:00~(昼食会を兼ねて)
  2. 場 所:中華料理店

(3)対応者:ハワイ・グローバル教育財団

■事業の概要

ハワイはかつて多くの日本人が移住し、苦労を重ねながら生き抜いた場所。

日本人の文化や魂をも継承し、たくさんの日系人が活躍しているハワイの大地は日本人にとって「学びの宝庫」でもある。日系人が多く、距離的にも文化的にもアメリカ本土よりも近いハワイを、アメリカ本土への留学などへのステップとしてもっと利用していただきたいと考えている。

財団の前身である、Global Education Center of Hawaii (ハワイグローバ ル教育センター)では、のべ1500校、3万人以上の日本とハワイ州生徒の国際交流及び異文化体験を企画・運営した。

財団の事業の柱は、①教育研修プログラム②異文化体験③ホームステイ④通訳・翻訳である。

日本では小学校三年生から英語が教科化される。これを機に海外留学や研修の機会がより求められようになる可能性がある。

先生の英語研修にも力を入れたい。

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【意見交換を終えての感想】

ハワイに住む日系人の方々は、日本への誇りを常に心に持って生きてこられたので、アメリカでは尊敬されている。

今、日本で生きる若者がハワイに来て、日系人の方々やアメリカから日本を見つめなおすことで、改めて日本の伝統文化に気づかされることを多い。

ハワイでの日本人の留学経験は安全であり、有意義な体験となりえると考える。
福岡県出身の女性が生き生きとハワイで活躍する姿も拝見できて、日本人女性のパワーはすごいなあと圧倒されましたし、そのバイタリティを見習って、せっかくいただいた命を大切にし、人生を謳歌したと改めて思いました。

ハワイのエネルギー問題に関する意見交換【日米議連によるハワイ州における視察調査報告2】

2017/02/02

たけレポート

先般、ハワイ福岡県人会60周年記念式典、福岡県・ハワイ州姉妹提携35周年記念式典並びに福岡フェアに合わせて1月17日(火)から1月24日(火)までアメリカ・ハワイ州を訪問してきました。

その期間中、ハワイ州の関係機関との意見交換をまとめましたので、ここにご報告いたします。

2.エネルギー問題に関する意見交換

  1. 日 時:1月19日(木)10:30~
  2. 場 所:ハワイ州政府 産業経済開発観光局 エネルギーオフィス(州議事堂隣のオフィス4階)
  3. 対応者:ハワイ州政府 産業経済開発観光局 エネルギー部門(HSEO: Hawaii State Energy Office)

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■事業の概要

2015年のハワイ州の石油依存率は89%。米国で最も石油への依存度が高い。石油はすべて輸入しなければならず、ガソリン代・電気料金が米国で最も高い。そのため、ハワイ州における代替エネルギーの普及・開発は、環境保護という点からだけでなく、経済的にも大きな意味を持っており、HSEOの使命は大きい。

代替エネルギーに関するハワイ州の長期目標は、2045年までに代替エネルギーを100パーセントにするというものである。オワフ島以外の島は、五年から十年早くこの目標を達成できる予定である。
■意見交換の概要

Q ハワイの火力発電は輸入した石油を使っているとのことだが、再生エネルギーとどちらが高いのか?

A 火力発電の費用は、1キロワット当たり、ハワイで18セント、カリフォルニアで10セント。それに対し、カウアイ島でのソーラー発電では、9.5セント。ハワイでは他の州よりも再生エネルギーの可能性が高い。また、地域によっては、多少高くても、消費者が再生エネルギーを選ぶ傾向にある。

Q 見たところ、オワフ島では、ソーラーパネルがあまり設置されていないようだが、条例などで規制しているのか?

A 規制する条例はない。地域によっては税金控除制度がある。

Q 風力、バイオ、潮力、地熱などの再生エネルギーの開発は?また水素による蓄電についての検討は行われているのか?

A ハワイは自然に恵まれているので幸運である。水力も海水温もある。水素エネルギーのバスや車、フォークリフトも可能性がある。水素ステーションをどう整備していくかが課題。

Q メガソーラーは景観とのバランスが難しいと思うが、ハワイではどうか?

A たしかに景観とのバランスは難しい、州全体でバランスを考えなければならない。

Q ハワイ周辺の海域でシェールガスの油田が発見されたと聞いているが?

A 海はハワイの人びとにとっては特別な場所で、海の採掘は難しいと思う。キング草という成長の早い草から化学的にエネルギーを取り出す研究も進んでいる。

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【感想】

ハワイは、宗教上や伝統文化の観点から、火山や海に対する信仰もあって、あまり掘削など人間の手を入れることが規制され、地域住民の方々が嫌がるということを聞いたことがある。

そんな中、積極的に自然エネルギーの普及・研究に取り組み、環境を意識した取り組みを行っているところはハワイ州らしくて素晴らしいと感じた。

ハワイ州立自然エネルギー研究所(ハワイしゅうりつ しぜんエネルギーけんきゅうじょ、Natural Energy Laboratory of Hawaii Authority、英文略称:NELHA)はアメリカ合衆国ハワイ州のハワイ島にある州立研究所で、1974年に設立され、海洋深層水をエネルギーに利用する研究(海洋温度差発電)、および他の目的に利用する研究と教育を行なっている。

主要施設はコナ国際空港があるケアポイントにあり、構内には海洋深層水を私企業が利用して、飲み水をボトリングする工場、アワビなどの海産物を養殖する工場などもある。

次回は、是非このハワイ州立自然エネルギー研究所とアワビの養殖場を訪ねたいと思っている。

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